日本に海外の住宅そのままは難しいと思う

完全に欧米の家をそのまま日本で作ったら、日本人の習慣に合わなくなってしまいます。だからそのあたりはハウスメーカーが変更しているのでしょう。例えば、海外では靴を脱がない家も多いので、玄関にシュークローゼットを置いている家は見たことがありません。靴を脱ぐという家でもカーペットの上にそのまま靴が並んでおいてありました。でも日本では、慣れないうちは収納場所がない玄関というのは不便に感じると思います。

 

靴だけでなく、降水量が多い国なので濡れて帰ってきた子どものレインコート干し場があったら良いでしょうし、印鑑文化があるので宅配便が来た時の印鑑などの小物入れも欲しいですし、自転車用のヘルメット等もしまっておきたいところ。これらを考慮すると、やっぱり完全な外国の家を真似るのは使い勝手が悪いように思います。その家に合わせて自分たちの暮らし方をずっと変えていかなければならないので、それを良しとする人でないと住めないでしょう。間取りや家づくりにこだわりのある人は、注文住宅の方が満足できそうです。